図書館の新刊コーナーにありました。
「こどものとも」人気作家の隠れた名作10選の1冊だそうです。
なななんと、1972年1月「こどものとも」で発行された作品のようです。
表紙絵のブルーカラーに思わず惹かれて手に取りましたが、素朴な第一印象とは異なり、結構興奮してしまいました。
小さいお子さんなら、尚更でしょう。
海辺の小さな小屋に一人で住むおじいさん。
そこへねこが一匹ぶらりとやって来て、鯵のしっぽを貰い居つく事に。
おじいさんの風貌から、そんな大魚を吊り上げるエネルギッシュさを感じず、お話の行方を楽しんでいましたら、ビックリ!
とっても立派なカジキを吊り上げる達人だったとは、おじいさんを見縊って騙されてしまいました。
絵本を閉じても、“うみに くらして 70ねん さかな つりつり 60ねん ・・・”のおじいさんの唄が忘れられません(笑)。
それにしても、ラストのねこの満足そうな表情が良いですねぇ〜。