もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
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怖くて、胸が痛むけれど、読まずにいられない、、、 松谷さんの文章が、ほんとうにすばらしいなと思いました。 絵も幻想的で、清姫が大蛇に化身する場面は、迫力があります。大蛇になって鐘に巻きつく清姫の想い、、、、なんといったらいいのか言葉がみつかりません。 このお話を読んで感じることは、ひとそれぞれ違うと思います。けれど、すべての人の心にひびくお話だと思いました。
投稿日:2014/01/29
小説か何かを読んでいたときに、この「安珍と清姫」物語に少し触れていたことで興味を持って、読んでみました。 子供と一緒に読みましたが、「大丈夫だったかな?」と心配になるほどに、激しく強烈な印象が残るお話でした。 恋心とは、こうも恐ろしいものなのか・・・
投稿日:2013/05/17
13歳の清姫が旅の僧である安珍に恋をし、寝所に詰め寄ります。 しかし安珍は仏に仕える身。 思いにこたえられない安珍は清姫を偽り、旅にでます。 安珍を信じて待っていた清姫は、欺かれた怒りに 逃げる彼を追いながら大きな大蛇へと姿を変えていきます・・・ 子どもの頃、テレビの「日本昔ばなし」の 中でみた「安珍清姫」という話がずっと忘れられず、 探していたところこの本に出会いました。 激しい恋慕の末の、悲しい結末。 しかし、清姫がいただいた安珍への思いは 純粋な愛そのものだったはずです。 安珍が清姫を欺かなければ、 かたくなに拒否をしていれば、 こんな結末にはならなかったのではないか? 純粋に、まっすぐに思いをぶつけた清姫に対して 真正面から向き合うことを選ばなかった安珍の 心が弱いのか、それを優しさと言うのか、 まだ私の中で答えはでないままです。
投稿日:2012/02/16
はげしくも悲しい恋物語です。 中学生に読み聞かせをしました。 能・歌舞伎で有名なのに中学生は クラスで1名しか知らなった。(残念) 読み終えると、みんな真剣に聞いてくれて いたようで、しばらく放心状態でした。 愛するがゆえに苦しみ、憎しみ、 焼き殺してしまうほどのはげしさ、 13歳の清姫(自分たちと同年齢)に 強烈な印象を持ったようで声もでないほどでした。 中学生が自ら手にとって読まない本なので 読み聞かせをして良かったです。
投稿日:2008/02/10
安珍清姫物語や娘道成寺などで知られる伝説。 山伏の安珍に恋した清姫は、会いたさのあまり安珍を追いかけ、 やがては怨念となって蛇となり、寺の鐘に隠れた安珍を 鐘ごと焼き殺す・・・。 古典や能、浄瑠璃、舞踊などで伝えられる様々なバージョンを 松谷みよ子さんがうまくまとめて、上品で気品のある絵が絶妙なハーモニーです。 あまりに激しくドラマティックなおはなしは 13歳の清姫くらいの年齢にならないとわからないかもしれませんが、 今も残されている安珍や清姫、蛇の塚や鐘楼の跡のことを考えると、 知っておきたいおはなしですね。
投稿日:2006/10/25
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