「こいのぼりくんのさんぽ」 ママの声

うちは女の子なので端午の節句にあまり縁がないため、絵本を購入。はじめての行事絵本たくさん持っています。このシリーズは最後に行事の解説があるんですがいつもそこは飽きて聞いてもらえない…ひとりごとのように最後はいつも1人で読んでいます。

もうすぐ端午の節句。季節にぴったりの絵本を読みたいなと思っていたときに見つけました。
こいのぼりくんがお空をおさんぽ。途中でねこちゃんを背中に乗せます。でも木の枝に引っかかってしまって……。
貼り絵なども使ったカラフルで優しいイラストが心地良かったです。小さめサイズのかわいらしい絵本ですが、あとがきには端午の節句の由来も載っていて、本格的に行事を楽しめます。

こいのぼりくんが、ねこさんにすわってというシーンがあるのですが。
子どもが自分自身もよく言われているせいか「すわってすわって」と絵本に向かってジェスチャーするようになりました。
行事の説明書のところに気持ち良さそうに菖蒲湯に入るおさるさんの絵があるのもお気に入りの様です。

こいのぼりくんが空を泳いでお散歩をするという設定に、５月の清々しさを感じる絵本でした。

空をお散歩していたこいのぼりくんに、ちょっとした事件が起こります！
息子が心配そうな表情をしながら、真剣にお話を聞いていた様子が印象的でした。

はじめての行事絵本デビューにはもってこいのシリーズ。どちらかというと2歳向きの印象ですが、色々分かってきている3歳の子でも楽しめます。

3歳で、実際に外で泳ぐこいのぼりを見た息子に読みましたが、｢気持ち良さそうだね〜。この前、見たよね〜！｣、｢枝に引っかかっちゃった…。｣等、言っていました。
文字数やページ数的には2歳向きですが、実体験と読書体験をリンクさせるには3歳頃が良いのかもしれません。
それにしても、こいのぼりくんに乗ってお散歩、楽しそうです！

一般的に飾られているこいのぼりは何かに繋がられていて、その決められた空間の中で風になびかれ泳いでいます。
でも、もし自由に遠くまで泳いで行けたら・・・
こいのぼりはどこに行くのかなぁと想像が膨らみますね。
春にぴったりなさわやかな楽しい１冊に思いました。

こいのぼりくんがお空を散歩していると、「のせてー」と、ねこちゃんに呼ばれました。乗せてあげると、ねこちゃんは大喜びです。ねこちゃんは、どこへ行くのかな？はじめての行事えほんシリーズは２、３歳ぐらいの子どもに行事をわかりやすく、伝えてくれるのでとても気に入っています。節分バージョンの「まめまきできるかな」も子どもが大変気に入りとても良かったです。
端午の節句バージョンも期待通りでした。おさるさんにかぶとをかぶせているイラストもとても良いですね。
巻末には行事についての解説が付いており、「菖蒲湯」のこと等、知らなかった知識もありました。子どもにも説明しやすく簡潔な内容です。