自分が大切にしている大好きな石を友だちに見せようとしていたモーリー。
『ここから、説明を』という時に、ほかの子の好きなものに、友だちが皆目を奪われ、ひとり静かにぽつん。
でも、心の中は熱く苦しく、そして傷つきました。
朝学校へ向かう道すがら、友だちへの説明をあれやこれやしようと思っていたんでしょうに。
このお気に入りの石が、一日をきっとすてきにしてくれるはずだったのに。
ライオンよ でてこい。
の、ページの次はちょっとめくるのが恐くなりました。
先生が、見ていました。
先生は、モーリーの気持ちを汲み取ってくれました。
きっと、モーリーは内気で、こんな「好きなもののお披露目」なんてしたことのない子なのでしょう。
モーリーの大切なものを、皆にも紹介する場をとても自然に作ってくれました。
先生の石に対する感情を込めた感想がまた素晴らしい。
言葉をたくさん持っているって、素敵なことですね。
個性を潰さない。見落とさない。
おおらかでありながら繊細な心配りが求められ、難しいですね。
先生、お疲れ様です。