かがくのとも絵本です。
まことくん、まさるくん兄弟が体験した、入道雲の様子が描かれます。
兄弟が、朝ラジオ体操し、蝉取り、帰宅後お昼寝、留守番、日暮れ。
その様子が活写されますが、なんと、シルエットで。
そう、メインは、刻々と変わる雲の様子。
きれいな青空から、綿雲ができ、だんだん大きくなっていく様子がよくわかります。
空の天井に届く、という表現が印象的です。
風の様子、上昇気流も感じられます。
そして雷鳴。
犬が吠える、というのも、興味深いです。
そして、土砂降り後、虹。
入道雲の後ろ姿、という表現に納得です。
そう、改めて、雲の様子を見ると、天気予報にもなるのですね。
地鏡、という蜃気楼の様子も描かれ、こちらもやはり押さえたいです。
巻末には詳しい解説も。
私も勉強になりました。
小学校のおはなし会で読みました。
入道雲、というキーワードに食いつく、理系男子?が印象的でした。