年長の子供が幼稚園で借りてきて、自分で読んでくれました。
ひとりの男の子が、身の回りの物を見ては
「○○は××になる!」
と、次々と空想の世界を思い描いていきます。
文章はほとんどなく、ストーリーも特にないですし、
特別に素晴らしい発想や道徳的な何かがあるわけでもないのですが、、、
思わずうん、うん、と納得してしまうような、自分も子供のときって
こんなこと考えてたかも〜とにっこりしてしまうような暖かさがあります。
子供に食パンを出すと、あちこちからかじって
「みてみてー、イスだよー」
「フネだよー」
といろいろな形を作って遊びながら食べるので、時々イライラしちゃったりしますが、
この本を見て、そんな空想の世界もイイな、と今後はおおらかな気持ちで見守れそうです。
そして子供に言われて気づいたのですが、絵の中にちょこちょこと、
細かい趣向が凝らされています。
例えば、めがねの自転車のページでは、描かれている人物全員がめがねをかけていたり。
子供と一緒に、あ、ここはこんな風になってるね!と宝探し感覚で見るとより楽しめますよ!