「みんな、星のかけらから」 ママの声

あなたは存在しているだけで素晴らしいってことが伝えられるよい一冊です。誰かと比べて、ではなくてあなたはあなたでいいのだと。普段の生活では中々改まってそんなことを伝える機会がありませんので、こちらの本に出会えてよかったです。

うちの姉妹も、できるお姉ちゃんを見て妹が落ち込むということが度々起こります。それは年の差があるからしかたのないことですが劣等感はなるべく取り除いてあげたいなと下の子のフォローに奮闘している毎日です。
この絵本はそんな妹に読んであげたい一冊でした。このおじいちゃんは、決して忘れちゃいけないことを教えてくれます。「だれもがみんな、ちがうやりかたでひかるんだよ」。比べる必要なんてない。それは親の私にとっても心に響いた言葉でした。とても素敵な絵本だと思います。

兄弟を比べているわけではないけれど、
無意識に比べてしまうことってあるんですよね。

主人公の女の子も、
頑張っているのに、
いつもできるお姉ちゃんばかり注目され、
傷ついています。

そこへ、おじいちゃんが
星や宇宙と言った壮大なお話から
自信をつけてくれます。
そして、最後の絵も読後感をより満足させてくれます。

このおじいちゃんのように、
傷ついた子どもに
やさしく寄り添え、
自信をつけさせてあげられる
大人になりたいものです。

素敵なタイトルだなと思って、手に取りました。
お姉ちゃんばかり注目され、自分に自信の持てない妹。
そんな妹に、おじいちゃんが宇宙の始まりを語ってくれます。
壮大なお話から、自分の将来へつながるというのが、すごいと思いました。
こんなおじいちゃんがそばにいてくれたら、いいな。
いつだって輝けると、自分も勇気をもらえるお話でした。

石井睦美さんが邦訳してくれています。
（「つくえの下ととおい国」いいですよ〜。この絵本を読んだ人はぜひこちらも読んでみてください）

この絵本ではおじいちゃんが主人公の恩の子の居場所を作ってくれています。
おじいちゃんの言葉はどれも勇気をくれる素敵な言葉でしたが、私が特に気に入ったのは、
「……石ころも星のかけらでできているからなんだよ」と、
「だれもがみんなちがうやりかたでひかるんだよ」でした。
どちらも同じページに描かれているシーンのセリフでしたが。
こういう人が困ったり戸惑ったりしている子どもたちのそばに、いつもいてくれるといいなぁと思いました。