図書館で見かけて、表紙の絵と題名に釘付けになり、思わずページを開きました。 いやぁ、すごいタッチの絵で、主人公がちょっと不気味な魚系で、おしいれに住んでいる設定になっています。多分、あんこうなのかな? 夜行性なんです、彼。 というのも夜になると人間が彼のお布団を持って行ってしまって寝るところがなくなるからです。そして、夜の起きている時の活動が実に面白いです。結構、勉強熱心だったりして.. この日は、釣竿を発見します。そして、彼の挑戦が始まります。最後が最高です!
なんとなく、私の大好きな“かがくいひろし”さんを 思い浮かばせる色使いやタッチなのですが、こちらも相当なユーモアと迫力があり、大人にも子供にもお勧めです。小学校などの読み聞かせにもピッタリだと思います。
【事務局注:このレビューは、「おしいれじいさん」 こどものとも年中向き 2012年8月号刊行 に寄せられたものです。】