「ちゃのまのおざぶとん」 ママの声

いつもおしりの下にひかれて、縁の下の力持ちのおざぶとん。
でもジュースや味噌汁など、いつも誰かが、こぼしてしまいます。
すると、我が家も大騒ぎ！
そんな、日常見かける風景がホッコリ描かれていて、心暖まりました。
最近、座布団を見かけないお家もあるのでは？
ぜひ、子どもたちには、よんできかせてあげたい絵本です。

我が家にはお座布団がないので、懐かしい気持ちで読みました。
かつてはどの家にも当たり前のようにあったと思いますが、最近はあまり見かけませんね。
お座布団という名前もそうですが、茶の間という名前も久しぶりに聞いた気がします。

小さなお子さんは、初めての名前と見た目で、読み聞かせをすれば興味津々で聞いてくれそうです。

我が家には茶の間、というものがなく、また、お座布団もありません。この絵本で、ちゃぶ台を囲んでご飯を食べている姿を見ると、日本の昔の家だなーと懐かしく感じ、また憧れもしました。
お父さんがおならをするシーン、子供たちは大爆笑で、笑わない子供はきっといないだろうな、と思いました。

おざぶとんさんたちの一日を描いたほのぼのするストーリーです。毎日人間のおしりを支えてくれるありがたい座布団。大家族やお客が多い家ではその分の座布団もたくさんあって、親戚の家で座布団を使ってよく遊んだのを思い出します。
ある日おざぶとんさんたちはこの家のお父さんのある出来事がきっかけで外に出されてしまいます。夜があけてもそのまま放置。ところがみるみる・・・！という展開がおもしろかったです。子どもも元気になったおざぶとんを見て喜んでいました。
最後のページに座布団のお手入れ方法まで載っていてとても役にたちました。絵もおにいちゃんが座布団キックのところが躍動感があったのと、みんなの朝食が空を舞う場面も見ていて楽しめました！

いつもお尻の下に敷かれているお座布団の
日常が描かれています。

お父さんのおならや、お料理をこぼされるといった災難をくぐり抜け、
縁側の日向ぼっこで復活。

表紙裏の「楽しい使い方」や、裏表紙浦の正しい座り方（お作法）も
必見です。

楽しいだけじゃなく、勉強にもなる一冊です！