タイトル通り、北海道の西側にある小さな島「天売島(てうりとう)」での海鳥たちの生活にスポットを当てた作品です。
見返しの部分に「天売島」の地図と、この島にやってくる主な鳥たちの絵が載っています。
この本では特に、ウミガラス、ケイマフリ、ウトウにスポットを当てて見せてくれていました。
作者は元々自然が大好きな自然写真家さん。だけど、今回は写真ではなく、あべ弘士さんの挿し絵で作っています。
特に目を惹いたページはケイマフリのつがいがペアになっているアップのところ、水面に映ったケイマフリの姿がとても美しいです。
圧巻だったのは、子育て中の討とうが魚をくわえて海から帰ってくるところ。ちょっと怖いくらいでした。
1ページ1ページ、丹念に描かれていて、何べんも見返してしまいました。
読み聞かせに使うなら小学校高学年以上にお薦めします。