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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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あしたのための本(3) 社会格差はどこから?」 ママの声

あしたのための本(3) 社会格差はどこから? 作:プランテルグループ
絵:ジュアン・ネグレスコロール
訳:宇野 和美
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2019年07月
ISBN:9784251014337
評価スコア 4.6
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  • 社会格差というよりは階級?

    身近に確実に存在しているにもかかわらず、子どものころには気づくことができない「社会格差」。そのことに目を向けさせてくれる良い絵本でした。ただ、社会格差というよりは、階級に関する内容を扱った絵本といったほうが適切な気がしました。非常に興味深い絵本でした。

    投稿日:2023/08/18

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  • 興味深い内容です

    上流階級という、金持ちで権力がある人達。
    中産階級という、上流階級にはへつらい、労働者階級を抑えつつも怯えている人達。
    そして、何が正しいのかを知っているけれど、現状からなかなか抜け出すことの出来ない人達。
    そんな社会格差がある、というのが分かるお話でした。

    でも労働者階級という紹介で登場してきた仕事の多くは、中産階級の人達も従事しているので、労働者階級と中産階級には明確な区切りなないのかなとも思えます。
    それに、上流階級の人達も、仕事をしていない訳ではない。
    だから仕事の内容で格差が出来るのではなく、それで得られる収入の格差が、社会格差に大きな影響をもたらしているのではないか、とも読めます。

    実際にはもっと様々な要素があって、社会格差は起こっているのでしょうから、この本で描かれていることは、格差のスタート地点であるというのが分かれば、もっと理解が深まっていくのではないかと思いました。

    投稿日:2022/01/17

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  • 社会階級を知る

    子どもたちを見ていると、自分たちの社会に存在する格差は、中学生でもはっきりと肌で感じていることが分かります。小学生も何となく、持つ者と持たざる者との違いを感じているでしょう。
    彼らの疑問に分かりやすく応えてくれるのがこの本。
    中産階級という、幅広い定義を持つ階級の説明は、子どもにも理解しやすいようにシンプルに書かれています。上流階級と労働者階級は子どもたちにもイメージしやすいでしょうが、この本において中産階級とは、何となく「大金持ちとごく”普通の”人たちの間にいて、労働者を監督するような立場の人」というイメージで捉えることができるのではないかと思います。
    編集部のあとがきに書いてある通り、この本が最初に書かれた1970年代末には、社会格差は縮まっていくと考えられていたことでしょう。しかし、そんな期待とは裏腹に格差は広がる一方の世界。ですがこの本では、労働者階級こそが強かで公平性を重んじ、平等を信じる人々であるという立場がしっかりと主張されています。社会の大多数である労働者階級の子どもたちが、将来を切り開く勇気を持てる描き方に好感が持てました。

    なお、見返しにはインドの双六「へびとはしご」が描かれていますが、子どもたちはこのゲームを知っていたので、そこで盛り上がっていました。

    投稿日:2019/10/26

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