姉崎一馬さんという方の写真に、谷川俊太郎さんが文をつけた写真絵本です。
この絵本は、題名の通り”ふたごのき”が出てきます。
その二本の木の会話が、文になっています。
私は、この絵本の姉崎さんのあとがきを読んで感じるものがありました。
木はもともと種でした。
その種は、長い年月を経て、羽がついたもの、おいしいものなど今の形になりました。それは、今よりもいいところに子孫を残したいがため・・
人や動物たちも今より、いいところを求めています。
どんな命も、根付いた土地が理想の土地でなくても、精一杯生きてゆかなければなりません。
・・そういう文章を、読んで、もう一度、絵本を読み返してみました。
うまく表現できませんが、とても温かいものを感じました。
ちょっと、手元においておきたい、そんな”大人絵本”です。