この本に出てくる鼓ヶ滝は、地元です。
でも、地名駅名にその名を残すだけで
実際の「滝」はありません。
あったものが無くなってしまったのか、
川の急流のこぶこぶ部分を指していたのかは、
わからないそうです。
なので、このお話は、地元民なら知らぬ人はいないので
お話の筋より
神田松之丞さん監修でどんなふうに語られているのかが気になって
手に取りました。
得意になっていた西行が、夢幻を見て
あぁ自分はうぬぼれていたのだなぁと気づくという
現代の世の中であっても通じる
教訓を含んだわかりやすい話を
これまた「正確に」過不足なく、わかりやすく説かれていて
とても好感が持てます。
安心してだれにでも進められる、美しく完成されたお話になっていました。
「正確に」とは、鼓ヶ滝のルビが「つつみがたき」となっていたからです。
漢字そのまま読めば、つづみがたきとなるので、
いろんな媒体で、間違っているものを多数見かけます。
ただローカル線の駅名は「つづみがたき」なので
注意が必要です(^-^;