読みながら、おいしいにおいが伝わってきそうな絵本でした。
公爵夫人がケーキをつくっているようすは、材料がいろいろで、なんといってもふくらし粉がふんだんに使われているところがみそ。ふくらし粉をたくさん使ったら、、、想像どおりのふわふわケーキの登場に、期待に答えてくれたことへのうれしさを感じました。
公爵夫人の楽天的な発想と、まわりの人たちの脳天気な対応にも、ひかれました。こんな人たちが地域を治めているのだったら、その世は平和だろうなあって思ったり。
ふわふわケーキを食べるシーンには、読みながらしっかり加わっている自分がいました。みんなでおでぶになってるところには、思わず笑いがこみあげます。読んだあとも愉快な気分がしばらく続く一冊でした。