帯に「父の日に…」ってありましたけれど、夏休み、少しでもお子さんと時間がとれそうなお父さんに、お薦めします。
サムは、自営業(イラストレイター?)のパパがだ〜いすき。
サムとパパの何気ない日常が、サムの目線から、とても楽しく描かれています。
“子どもと接する事は、時間では無く質かな”とも思いますが、これだけ、パパとの時間を持てるサムは、やっぱり最後のあの言葉で締められるわけだなと思います。
フランスの作家さんだそうですが、パパの子育てがナチュラルで、肩に力を入れて、「今日は家族サービス。息子と遊んでやるぞ〜。」的な
気負いが無いのが、良いですね。本当に日々、妻と共に子育てしてますね。
私が好きなところは、学校に行くときは「早くしろ。」って言うパパが、買い物の時は、たくさんの荷物を抱えて、「サム、まって くれ!」のシーンです。
そして、おはなし大好きなサムは、朝に短いおはなし、夜は長いお話を聞いて、食事をする。
おばあちゃんが、テープにふきこんでくれたおはなしも好き。(ここのサムの表情が、かわいいんです)
ベッドでは、ママガ読んでくれる本。
最後のページの、両親のベッドの周りの様子は、サムも本好きの子に育つ姿が、想像できます。
10歳の息子は、サムのコレクションに絶叫していました。