「くるま あらいます」 ママの声

おしゃれなイラストに惹かれ、手に取りました。
泥だらけになった車を、洗車機で洗うことになった家族。
車に乗ったままの洗車体験です。
自分も小さい頃何度か体験したことありますが、今でもあの時のドキドキした気持ちを覚えています。
泡だらけになったり、水が飛んできたり。
海のなかかぁ。
素敵な想像力ですね。
オチもまた、最高に楽しいです。

２歳１１ヶ月の、車好きの息子に図書館で借りました。
最近、息子はとても洗車に興味があります。
ガソリンスタンドで見るのが好きです。
ただ、中には入ったことがありません。

洗車の機械に入ると…子どもには海の中に見えるのね。
想像力がかき立てられます。
外にいるときは普通の絵なのですが、
洗車中のでこぼこした素材やコラージュでつくった絵がおもしろい。
最後のオチも楽しかったです。

洗車好きの息子も興味深そうでした。

車社会のアメリカらしい、面白味と大胆さがありました。
Ｇ・ﾌﾞﾗｲｱﾝ･ｶﾗｽのイラストは絵だけでなく今流行りなのでしょうか。コラージュをふんだんに使った作品で、絵の奥行《立体感》を楽しめました。
個人的に一番好きなシーンは車にシャワーをかけているページ。人は誰も描かれていませんが、シャワーのフォースの方向や、しぶきがとっても生き生きとしていてなんだか楽しい気分になれました。
この本を読者も楽しいけれど、作者も作ってて楽しかったろうなぁと、思いました。

洗車する中にいたらこんな風なのかなと思いました。

実際に入ってみたこともないし、入ってみたいと思ったこともなかったのですが、なかなかと楽しそうだと思います。

絵がとても独特だと思いました。布地とかボタンとか水滴とか。絵の中に本物素材も加えてあるので味わいがあります。

中でも見立て遊びのように楽しんでいますけれど、水中世界の中、潜水艦からのぞく世界のようで楽しそうだと思いました。

　パパと車に乗って、お昼を食べに。
　途中、車が泥んこまみれに。
　ここまで、扉絵に描かれています。
　そして、本編は洗車場です。

　窓を閉めて、エンジン切ったら…。
　ここからは、もう、こどもたちにとっては、楽しい世界。
　さながら海底探検を味わう気分。
　次は、どんなことが起こるんだろうっていう子どもの興味をそそりますね。
　
　工夫されたコラージュが、ワクワク感を増幅させてくれます。

　洗車に同乗したことのない息子は、夫を洗車機を使う洗車場へと誘っていました。

ガソリンスタンドにある洗車機。
その洗車機で車を洗ったことがありますか？
その時車内にいましたか？
その経験があれば、この本をより楽しむことができるでしょう。

この絵本は、絵だけでかかれているわけではありません。
洗車が始まるとパールやボタン、ひとでに海草？
よーーーくみるといろいろなものがありますよ。
見つけてみてくださいね。