「ステラとカモメとプラスチック うみべのおそうじパーティー」 ママの声

プラスチックの削減を提唱したいお話は、何かと結論が過激になりがちな印象があります。この絵本にもそのような「過激さ、過剰さ」を感じました。プラスチックの削減は重要な課題だと思いますが、極端な行動を促す内容はどうしても肯定できません。そのため、評価を低くさせていただきました。

図書館のオススメコーナーで見つけました。
海辺に住むステラが、カモメのミューちゃんの体調が悪いことに気がつき、獣医さんに連れて行きます。
すると、胃の中にプラスチックがたくさん詰まっていることがわかります。
それからは浜辺に落ちているゴミを拾い集めるステラ。
でも、とても1人では拾いきれないので、「海辺のお掃除パーティー」を開いて、大勢の人に手伝ってもらうことを思いつきます。
できることからコツコツと。
SDGsを学ぶのに、良い絵本だと思います。

大好きなカモメが病気になってしまったことをきっかけに、女の子が行動にでます。
プラスチックを海岸から減らすイベントを企画し、企業までも動かしてしまう。誰かのなんとかしなくちゃ、がこうやって具体的に形になっていくのは、とても勉強になるし希望がわいてきます。
地球のプラスチック問題を知らない子にも、知っている子にも、大きな気づきのある絵本でした。