ここ一年ほど、うちの子供のマイブームは「ふんころがし」です。ふんに見たてた大きなバランスボールに、足をかけて「ふんころがし」のまねをしています。そんな子供が表紙をみたとたん食らいついた絵本です。この絵本ではたまころがし、といっています。いちばん驚いたのは、たまころがしは日本にいない、ということです。ユニークな名前のせいか、とても親しみがあって身近な感じがしたのですが、めずらしい昆虫だったのですね。日本にいない理由もちゃんとわかりました。たまころがしは自然環境をとても上手に利用して生きています。生態系の繊細さを感じました。子供がいちばんおもしろがったところは、たまころがしがえさのふんを食べながら、自分もふんをするところです。やっぱり「うんち」は、子供がよろこびますね。私は昆虫が苦手で、有名なファーブル昆虫記はよんだことがないのですが、この絵本でなら楽しく勉強できそうです。子供と一緒に他のシリーズも読んでみようと思いました。イラストもとてもきれいです。