ムニャムニャってどこなんだろう?そしてブザーの音はなんで「ベエーベエー」なの?最初から長さんの不思議な世界が全開です.
バスの中から降りてくるのも,さかなに三角定規にズボンと,想像のつかないものがどんどん降りてきます.こうもおかしなものばかり降りてくると,いったい次はなんだろうと考えるとわくわくしてきます.
読者の疑問に答えてくれる,さいごの文章もさすがでした.
わからないから,おもしろいんじゃないの.
なんで?なんで?と考えるのはおいといて,この不思議で分からない世界を単純に楽しめばいいんですね.
たしかに,息子は私が読むのを笑いながら聞いていて,この絵本の不思議な展開を素直に楽しんでいました.息子のほうがこの絵本の楽しみ方を知っていたようです.