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ベルナの目はななえさんの目」 ママの声

ベルナの目はななえさんの目 作:郡司 ななえ 織茂 恭子
絵:郡司 ななえ 織茂 恭子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1996年
ISBN:9784494008728
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,865
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  • 犬と人間の心のつながり

    「ななえさんと こうじさんは なかのよい ふうふです。ふたりは めがみえません。」
    「どうして目が見えないの?」と聞く娘に、まず、目の見えない人について、いろいろと話をしました。・・・自分なりに、できるだけ丁寧に、時間をかけて。

     次は、盲導犬について。
    「もうどうけんは、めのみえないひとの めの かわりをする いぬです。」
    うちにも、盲導犬のベルナと同じくらい大きな犬がいます。娘は、生まれたときから、犬といっしょに、まるできょうだいのようにして育ちました。なので、犬がどれほど賢く、犬との暮らしがどんなに楽しいかということも、そして、犬が大事な家族の一員になれることも知っています。

    でも、世間では、まだまだ盲導犬に対する理解も低いのですね。特に、ななえさんがベルナとの生活を始めた頃の日本では・・・。この絵本に書かれている以上に、つらいこと、大変なことがいっぱいあったことと思います。それでも、ななえさんは、ベルナと共に、1つ1つのステップをクリアしながら、幸せの階段を上っていきました。

    「ベルナといると、うれしくなることが たくさんあります。ななえさんは、あるくことが だいすきになりました。」
    ななえさんとベルナの後姿。その前に広がる明るい夕焼けの色が、本当にななえさんとベルナの心の色を表しているようで、私も娘も温かい気持ちに包まれました。

     ななえさんがベルナと歯医者さんに行った日、小さな女の子がベルナを見て涙が止まり、帰り際、一生懸命手を振る姿に、ななえさんもベルナも嬉しくて、何度も振り向き、手を振り続ける場面で、娘も、ベルナにお礼を言うように、絵本に向かって大きく手を振っていました。ななえさんが、犬への恐怖心を克服するまでの葛藤、ベルナと訓練を受ける間の失敗、「二人三脚」で社会に出てからの苦労・・・それをぜんぶ自分の心の中に感じながら読んでいた娘は、人に受け入れられ、人の役に立つ喜びを、ベルナといっしょに味わえたんじゃないかなあ、と思います。

     うちの犬は、やんちゃで、ハイパーで、どうがんばっても盲導犬にはなれないタイプですが、娘にとってはかけがえのない存在。この絵本は、単に盲導犬への理解だけでなく、犬と人間の心のつながりを深めてくれるように思いました。

    投稿日:2009/04/02

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  • 勇気を与えてくれました

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    ななえさんの実体験のお話で、映画化にもなったそうです
    大人になってから目が見えなくなってしまったななえさん
    ななえさんは犬が苦手で、初めて盲導犬ベルナに逢った時も触る事すら出来ませんでした。
    でも、盲導犬がいないと生活はできません。
    勇気を出して盲導犬ベルナとの訓練が始まります。
    この本を読んで目が不自由だということは想像以上に大変な事や
    盲導犬がいてもスーパーへ入れなかったり、バスに乗せてもらえなかったりと
    いろんな問題点があることがわかりました。
    でも、ななえさんもベルナも明るく元気に頑張っている様子がわかってうれしくなりました。
    子供達だけでなく大人の方にもたくさんの人達にこの本を読んでもらいたいと思います。

    投稿日:2007/11/16

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  • たくさんのお子さんに読んで欲しい

    郡司ななえさんはベルナについて、たくさんの本を書かれています。
    一番有名なのは、映画化までされている「ベルナのしっぽ」ですが、そんなたくさんの著書の中で、この「ベルナの目はななえさんの目」は、一番小さい子向けにかかれている絵本だと思います。

    やさしい言葉で、でも、盲導犬についてしっかりと書かれています。
    小さいお子さんでも、すんなりと盲導犬について知ることができます。
    是非、たくさんのお子さんに読んで欲しいと心から願います。

    投稿日:2006/04/22

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  • 盲導犬のお話

    このサイトの感想を読みまして、是非息子に読み聞かせしたくなり、図書館に走りました。作者のななえさんは、大人になってから失明しました。そして、この絵本の作者です。
    何とも明るい口調で表現しておりますが、実際はとても苦労されたことと思います。
    「盲導犬」、園児にとっては聞きなれない言葉。立派に人の目となりお仕事をしている犬の話をするのに良いチャンスでした。お仕事している最中は、ペット扱いをしてはいけないこと、人間の目の代わりをするわけですから、一心同体に行動していること色々子供に話せました。
    ななえさんは、子供がとても欲しかった方です。盲導犬のお陰で赤ちゃんを宿すことが出来たこととってもとっても嬉しかったです。最後のページは、大人が感動してしまう表し方ですね。
    実を言いますと、私は犬嫌いです。しかし、盲導犬は訓練された立派な賢い犬です。たまに出会うと、何か尊敬の目で見てしまいます。

    投稿日:2005/03/09

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  • ななえさんの勇気に拍手

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    大人になってから失明した郡司ななえさんが、結婚後どうしても子供が欲しくて盲導犬のベルナと暮らし始めるという物語です。

    とても、大変なことだったと思うのです。犬の嫌いなななえさんが盲導犬と暮らすことを決心するのは。そして、訓練所で訓練も。さらに、苦労が多かったのはその後、自分の地域に帰って来てから周囲の人に受け入れてもらう過程ではなかったでしょうか?今から10年以上前のお話ですし、盲導犬の知名度もそれほどなかったと思うのです。

    なのに、なのに、ななえさんのなんと明るいことでしょう。お話に書かれてあるエピソードは苦労のことよりも、周囲の暖かい励ましが多かったです。このことから、ななえさんの前向きで努力家はお人柄がわかる気がします。

    最後の幸せそうなななえさんとベルナの絵に思わず涙してしまいました。

    投稿日:2004/08/05

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  • 盲導犬について知ることができます。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子4歳、男の子2歳

    犬が好きだとすぐに子供はかまいたくなるものだけれど、世の中にはペットだけではなく、働いている犬もいるのだということを知ることができます。4歳の娘にも知って欲しくて読みました。目の不自由な人がいるということと、それを助ける犬がいるということ。この本を読むことで、街で見かけても理解ある行動がとれると思います。

    投稿日:2002/07/10

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