「おはなのすきなおおかみくん」 ママの声

絵本の世界では、怖い怖い狼の違った一面を見ることができる面白い絵本です。

狼のお父さんは、息子に「将来なにになる？｣と尋ねます。
お父さんは「かりゅうど」と答えるものとばかり思っていたのですが坊やの答えは全く違っていました！

我が家は百代前からかりゅうどだ！
お父さんはどうにか息子をかりゅうどの方向へもっていこうと
おかしな奮闘をするのです。

狼のおとうさんの「たべちゃうぞったらたべちゃうぞ」などの
ことばが可笑しくて子供達はわらいます。

とても楽しい絵本です。

おとうさんは息子に「おおきくなったら　なにになる？」と尋ねるときまってこう答えます。「ぼく　おはなやさんに　なるんだよ！」その度におとうさんは「おほたれ、ばかたれ」とお怒り。しかしおとうさんは諦めきれず息子にいろいろと狩が好きになるように方法を試みます。その度に息子は期待はずれな反応。それに対しておとうさんが怒りをあらわにする場面はとても滑稽です。さぁ息子は将来言ってる通り、おはなやさんになるのか・・それともおおかみらしくなるのか・・・結末が楽しみでドキドキしながら読めます。かわいらしい親子のやりとりです。