作者の作品は知ってるつもりだったけど、実際は全然知らなかった。
あまりに有名で自分も知ってる気になってたらしい・・・
読み始め、きっとハッピーエンドと思いながら進める。
ん、なんか様子が変わってきたぞ・・
人の都合のいい勝手な思い、欲望
象の好意を逆手にとる悪知恵はたらく、あくどさ
いつの時代もこんな人間っているもんだなあと悲しくなる
人間と動物、あらゆるもの(全ての生き物、自然など)が助け合い共存できる世界を作者は願っていたと聞いた事がある。
この作品に限らず宮沢賢治の作品にはそんな思いがこめられているという。
欲張りにはバチがあたるものだ。
ぱっと見の絵も目を引くが、わりと長い話の中で
1日の終わりにつぶやく象の言葉がなんだかしみる