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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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ふたりでおるすばん」 ママの声

ふたりでおるすばん 作・絵:いとう ひろし
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2007年11月30日
ISBN:9784198624507
評価スコア 4.25
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  • にくたらしい弟でもかわいくなる

    留守番を頼まれた姉弟。弟のだいちゃんは、いつも困りもので、お姉ちゃんはいつも大変です。でも、今回は、留守番をいいことに、「あたしたち、お母さんに捨てられたのよ。あたしが面倒をみないと大変なことになるから、怒らせないようにいうことを聞きなさい」と、召使を手に入れます。でもこの召使、あまり使えない、、、。ジュースを頼んだら毒見したといってほぼ全部先に飲んでしまうし。

    郵便が届いたときに、怖がらせるために、オオカミじゃないの、と怖がらせる姉。弟はびくびくしながら対応します。届いたぶどうを食べてしまうと実は隣あての荷物でした。隣のおばさんもかかわってきますが、おばさんがやさしくぶどうもくれて、カレーまで出前してくれます。いいおばさん!!

    最後に親が帰ってきてピザ。

    ま、いろいろありますが、いやなときもあるけど、弟がいるから姉として頑張れるんです。そんな愛情や、いろんな家庭内のことを考えてしまう。良い本でした。

    投稿日:2015/04/04

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  • だいちゃんのしゃべりが敬語でかわいい。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    しばらくぶりにいとうひろしさんの児童書の方を検索していて、続編が出ていることに気ずき、あわてて探してきました。
    うちの上の子は、ちょうど下の子が2歳児の怪獣だったころにこの本に出会っていて、年の差もちょうどこの姉弟くらい離れていたので、この作品の「おねえちゃん」の気持ちがすごくわかるそうです。

    だいちゃんはだいぶん大きくなりましたね〜。しゃべり言葉が敬語だし(*^^*)
    主人公たちが成長する話は好きです。

    今回は初めて姉弟でお留守番をすることになったお話ですが、
    「七匹のこやぎ」をベースにお話を進めているので、姉弟の会話が面白かったです。
    子ども達の成長とともに、少しづつ変化しているのが文章の両と字の大きさ。ではないでしょうか?

    シリーズの最初の方に比べると、ずいぶん長くなってきた感じがします。それでも、普通の児童書よりは、ずっと短く読みやすいので、
    1人読みなら小学校の低学年くらいのお子さんから、お薦めできます。

    読み語ってあげるのも素敵ですが、はなびやさんも書いていらっしゃる通り、お話が少し長いので、一気に全部読むとかなり口がつかれます。
    (ただ、一気に読まないと、面白みが半減してしまうお話かも)
    とっても楽しいシリーズです。
    読むとハマりますよ!

    投稿日:2010/05/05

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  • 天災ではなく幸運

    いとうひろしの「ごきげんなすてご」シリーズが好きなので、新しいこの作品も読みたくなりました。

    ページ数は書いてありませんが、字も細かくて声に出して読むにはかなり長い話です。読み始めたら、切るに切れなくて最後まで読んでしまいました。

    お姉ちゃんと弟が、お留守番をします。お姉ちゃんは、弟が生まれて幸せを奪われてしまい、かなりすねています。弟は話ができるとはいえまだ分別ができない年頃ですから、お姉ちゃんから見るとまだ「おさる」なのです。

    お姉ちゃんが弟を思う心境がかなり過激に描かれているので、笑ってしまいました。私も3つ下の弟がいたので、このお姉ちゃんの気持ちがよくわかりました。

    お留守番で「おおかみと7ひきのこやぎ」を読んでしまう辺りが特におもしろかったです。

    お姉ちゃんが、宅配便のおじさんを「おおかみ」と言って、弟を対応にあたらせるからです。

    お姉ちゃんは弟ができたことを天災と考えているのですが、天災ではなく幸運と思えるようになるまでの心の変遷がよくわかりました。

    弟もいつもかわいく感じない訳ではなく、かわいいと思える瞬間もあるのです。実際、この話に出てくる弟はとてもかわいかったです。そのことがお姉ちゃんにもわかってよかったなあと思いました。

    読み終わった後、息子が「どうしてよく声が変わったの?」と言われました。登場人物が6人ほどいるので、そのたびに声を変えていたからです。
    息子はこのお話が気に入ったようで、「ごきげんなすてご」シリーズも読んでみたいと言っていました。読んだらどんな反応を示すのか今から楽しみです。

    投稿日:2008/02/07

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