「オレ じてんしゃ！」 ママの声

自転車の部品たちが主人公というちょっと変わった斬新なお話でした。
けれども、「自分が自転車に乗っているとき、自転車の部品はこんなふうに動いているんだ、頑張ってくれているんだ」とありがたく、そして、何だかうれしくなるお話でした。
子どもと一緒に楽しく読ませていただきました。

石井聖岳さんのユーモラスなイラストが好きです。表紙の絵を見たら自転車に顔が描かれていたので、これは面白そう！と嬉しくなりました。
タイトルの通り、主人公は自転車。というか、自転車の部品たちが主役です。それぞれがそれぞれの役割をきちんと果たすから自転車が上手に走るんだということがわかります。
タイヤがパンクした時に、通りすがりのお兄さんがささっと直してくれるなんて、かなり羨ましいです。
自転車に乗ってお出かけしたくなる絵本です。