この絵本は自分で読んであまりに悲しくて、子供達に読んであげる前に封印してしまった絵本でした。
絵本の存在を忘れかけた頃、「ハイ」っと渡された一冊。。。
思わず「あっ!」と声をあげてしまいました。
図書係りをしている私に園長先生が託されたのです。
この絵本を読んで欲しいと、ある動物保護をされている方が園や学校に寄付されたのだそうです。
内容はほのぼのした(大好きないもとようこさんの)絵と裏腹に『死』を考えさせるものです。
人間の身勝手で動物の住家が狭くなている現実、環境問題、虐待。。。
考えなくてはならないことばかり。
また、子供達はもっと違った受け止め方で絵本を見つめて・考えてくれることに違いありません。
くまさんの無償の愛をうけて育ったうさぎさんはじめちいさな子供達。
「ずっとそばに・・・」
「かみさま、どうか このこたちを おまもりください。」
心の中で何度も何度も唱えて、絵本を閉じ、やはりまた涙があふれてとまりません。。。