おおともやすおさん、どちらかというと絵だけのイメージが多いのですが、
ご自身でも文を書かれているのを拝見することがあり、そのうちの一つがこれです。
下の子が生まれてお兄ちゃんがちょっとさびしいなんていう本が多いですが、
この本の最初のメルくんは赤ちゃんのかわいらしさもきちんと認めているのが印象的でした。
下の子が生まれてからの上の子の気持ちは親の方もよく気をつけるものだと思います。
メルくんは全体を通してとても素直なお子さんに感じられました。
どろんこ遊びをして帰って来ても、
「早くきがえなさい」と「赤ちゃんのそばに来ないで」なんて言わない優しい両親が見守っているからだなあと思いました。
絵からも両親の優しい愛情が感じられます。