「ハタハタ 荒海にかがやく命」 ママの声

何かの物語で、主人公がおやつにハタハタを食べるシーンがあり、
おやつに焼き魚！？とびっくりした記憶があります。
ということで、ハタハタは気になっていたので、セレクト。
ハタハタの生態を追った、写真絵本。
色とりどりの卵。
ハタハタの群生。
息絶えた親の行方。
孵化の瞬間も貴重です。
あとがきには、作者の想いも綴られています。
自身の祖母が語った、秋田県のハタハタの漁獲量のエピソード。
資源回復について考えるきっかけにもなると思います。

表紙の透明感のある写真に惹かれ、手に取りました。
北の日本海で育つハタハタのことを詳しく知ることのできる写真絵本です。
我が家では馴染みのある魚ではありませんが、こんなにきれいな魚なんだと、たくさんの写真を見てびっくりしました。
ハタハタは食べやすくて美味しいということですが、個体数は激減しているそうで……。大人も考えさせられる1冊でした。