「おとなしいめんどり」 ママの声

どなたかがInstagramで、最後がすっきりする、と感想を書かれていたのでどんなお話かな？と３歳息子と読んでみました。私が読んでるのを主人も聞いていて、おとなしいめんどりがお菓子を全て食べてしまう理由を聞くと、そりゃそうだ！と大きな声で言っていました（笑）。我が家の家事の大部分を担ってくれている主人なので気持ちがわかったのですね。

ねこといぬとねずみと一緒に住んでいる

おとなしいあかいめんどり。

家のことは一人で全部やっています。

あとの三匹はゴロゴロと転がってるだけ。

何かを頼んでも

いやだな、いやだね、いやだわ、、、と

何にもしてくれません。

段々あかいめんどりがかわいそうになってきました。

だって一人で全部やってるんだもん。

いやだね、、と断り続ける三匹。

最後の方がどうなるか予想できます。

でもその予想を見事に裏切りました。

めんどり、なかなかやるな

ポール・ガルドンの絵に惹かれて、手に取りました。
ねこといぬとねずみとめんどりが一緒に暮らしています。
でも、働くのはめんどりだけ。
ねこといぬとねずみは、手伝ってほしいと言われているのに、ぐうたらするばかりです。
まさに、「働かざるもの、食うべからず」な結末。
スカッとしました。
ポール・ガルドンの伸びやかなイラストも気持ちがいいです。

昔々、ネコと犬とねずみと大人しい赤いめんどりが、小さな家に住んでいました。ネコも犬もねずみも一日中寝てばかり。ごはんを作り、そうじをするのは、おとなしい赤めんどり。ある日小麦の種が見つかり、水をやり育て、収穫し、その小麦を使ってケーキを焼きました。臭いを嗅ぎつけ食べたい！とやって来ます３匹に、めんどりが言ったこととは・・。

教訓というか、経験をして分かることを描いた物語。
ねこといぬとねずみと一緒に住んでいるおとなしいめんどり。
他の仲間はのんびり昼寝をしていて一人だけ働き者です。
色々手伝ってと声をかけますがいやだよといつも断られる。
それでもめんどりは怒ったりしません。しかし・・・。
何もしてないのに楽しいことはないよ！と教えてくれる絵本です。

三歳の子に読みました。いやだねというセリフが気に入ったようで、これは僕が読む！とこの台詞だけは何故か言いたがります。
めんどりだけが働くのをみて、いけんねーと怒りながら笑っていました。最後はみんなが手伝うようになって良かったねと嬉しそうでした。
他にも、最初のページの動物たちのポストが並んでいるのをみて、それぞれの名前を言っていくなど、細かな所も気に入っている様子です。
まだ読むには早いかなぁと思いましたが、十分楽しめる絵本でした。

このめんどり、まるで私のようでした。

たまに何にもしないで
ごろごろしている、パパと息子たち二人。

でも、だからこそ、ちゃんとご褒美がないとやっていけませんよね。

私も洗濯物をたたむときは優先的にテレビが見える権利を主張し、そういう時は子どもたちも率先して
洗濯物を取るのを手伝ってくれます（笑）

小気味いい感じがくせになりそうです。

とっても働き者のめんどりとなまけものの犬、猫、ねずみの物語です。

本当に何も働かない、動かない、なまけものの、犬、猫、ねずみ。

それに比べるととっても働き者のめんどり、何を言っても動いてくれない中一人で奮闘します。

一体どこまで我慢できるのかな？と思っていると、最後に一喝！

この一喝が誠に気持ちがよく、そうだよね、と共感しながら読みました。

子供達も大変気に入ったようです。息子の音読教材にもちょうど良いので、何回か音読に使いました。

今月の「こどものとも 年中版」で同じお話を読みましたが、そちらはニワトリが皆を許してお菓子を分けてあげるのに対し、この絵本ではニワトリが一人で全部平らげてしまいます。
子供の教育上、独り占めは良くない、という声ももしかしたらあるのかもしれませんが、私にはこちらの方がスカッとして痛快な終わり方でした。
谷川俊太郎さんと、ポール・ガルドンさんという豪華な組み合わせも素敵です。

働かざる者食うべからず！
この言葉が真っ先に浮かんだ絵本でした。
主人も同じ感想でした（笑）。
おとなしいめんどりといっても最後に言いたいことをしっかり言い切って実行しためんどりはよくやった！という感じでした。
めんどりに同調する読者は子供よりも親に多いかも！？