引っ越ししておばあちゃんに会えなくなったマルちゃんが、リンゴを送ってくれたおばあちゃんにお手紙を出します。
すると、おばあちゃんから素敵なお返事が届きます。
電話やメールで簡単にやりとりが出来る時代に、こんな心のこもった手紙のやりとりはとても嬉しいことです。
マルちゃんの明るく元気なクレヨン画と、おばあちゃんのちぎり絵のなんと素敵なこと!
本物そっくりの美味しそうなアップルパイやハンバーガー、可愛らしいマスコットに思わず食べたくなるお弁当、一面菜の花の景色の美しさ・・
ちぎり絵には新聞紙が使われていて、よく見ると文字が読めるのもなんともオシャレで味わい深いですね。
しかもちぎり絵は89歳から始められたとか。何歳からでもチャレンジすることって素敵です。
この絵本は実際の祖母の木村セツさんと、孫の木村いこさんとの合作とのことで、温かみのあるちぎり絵と透明感のある水彩画のコラボレーションが何とも素敵でした。
おばあちゃんの部屋に大切に飾られているマルちゃんの絵や、最後コンちゃんたちと一緒に楽しそうにピクニックしている様子に温かい気持ちになりました。