一読すると昔話の様ですが 創作絵本でした。
人間の食べ物の味を知ったが為に
山を下り 人間の暮らしを脅かしてしまう鬼のお話。
動物の住処にまで開発の手を広げてしまい
畑の作物や ゴミ収集場を荒らされてしまう…
そんな現代の社会問題と重なりました。
お話では そんな鬼を
侍が刀や槍でやっつけようとしますが どうにも出来ず
賢い庄屋の智恵により
鬼を傷つけることなく そして村人も怪我することなく
村から追い出します。
勧善懲悪ではありますが
昔話のように残酷な終わり方ではない所に
武力行使なくとも解決の道は他にもある…
そんなメッセージのように感じられたりもしました。
4年生の教室で読み聞かせをした絵本です。
どこかの方言なのでしょうか。
とても温かみのある言葉です。
怖い展開なのに ゆる〜い感じで読めてしまいました 笑。