絵本の舞台のお菓子の町は、お店もみんなかわいいお菓子の形で、住んでいるのもお菓子たちです。
そんなおかしな町の和菓子と洋菓子は仲が悪く、顔を合わせればケンカばかり。
そんな中、不思議な住人が引っ越してきます。
お話を通していろんなお菓子が登場するので、とにかく美味しそう〜!
「どのお菓子が好き?」「これは何のお菓子かな?」‥親子での会話が弾みそうですね。
和菓子には和菓子の良さ、洋菓子には洋菓子の良さがあり、それらを融合するともっと美味しいお菓子が出来ました。
生クリームをはさんだどら焼きに、あんこをはさんだマカロン・・とっても美味しそうです!
あれだけ仲が悪かったどら焼き親分とケーキ婦人が、最後にはとっても仲良しになっていたのは微笑ましかったです。どら焼き親分のタキシード、ケーキ婦人の着物姿も素敵!
個々の違いを認め、受け容れる大切さを、お菓子の世界を通して学ぶきっかけにもなりそうですね。
カラフルで美味しそうなイラストと楽しいお話に、ワクワクしながら読める1冊です。