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不思議を売る男」 ママの声

不思議を売る男 作:ジェラルディン・マコックラン
絵:佐竹 美保
訳:金原 瑞人
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年
ISBN:9784035404200
評価スコア 4.4
評価ランキング 13,067
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  • 「現代のアラビアンナイト」のような…

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    目を惹いたのはこの作品のタイトルと、
    緑色のくたびれたスーツを着たMCC(不思議を売る男の名前)の奇妙な表紙絵でした。
    一体どんな物語が始まるんだろうと、ワクワクしました。
    上の子も、やはりタイトルと表紙絵が一番惹かれたようで「なに、これ?面白そうなお話だね」と首を突っ込みました。

    主人公が売る「不思議」というのは実は話術で、そこにあるなんでもないものにまつわる不思議な話をでっち上げ、さも本当にあったように物語って、そのお話の魅力で周囲の人たちを懐柔してしまうのです。
    物語はMCCの11のお話と、オープニングとエピローグを入れて13個の章に分かれています。
    1つ1つの話は独立していて短編の集まりのような作りなので、疲れたら休みながら読めます。
    小学校の高学年くらいからお薦めできますが、本は少し分厚目です。
    中でも私が一番気に入ったお話は第9章の「ロールトップ・デスク」でした。
    第13章の「答えはひとつ」(オチ)もよかったです。
    大体は初めから想像していたオチでしたけど、訳者も後書きで書いているように、確かに「現代のアラビアンナイト」風に描かれている世界だと思いました。

    また、表紙絵挿絵担当の佐竹美保さんのイラストは個性的で、この作品にとてもよくあっていました。

    投稿日:2011/04/19

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  • すごい才能!!!

    まずこの題名。
    「不思議を売る男」というのに惹かれます。
    どういうこと〜?何を売るの〜?不思議って何〜?と。
    この男、話術師とでも言えば聞こえはいいでしょうが、でっち上げのお話を作り物を売りさばくペテン師とでも言った方がいいのかな(笑)。
    いやいやこれも立派な商売でしょうか(笑)。
    すごい才能です。
    オムニバルファンタジーで色々なお話が確かに魅力的です。

    投稿日:2020/02/07

    参考になりました
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    0
  • お話たち

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    本名も身元も一切が分からない謎の青年。
    彼が古道具屋で「お話」をうまく使って次々に商品を売っていく様が見事でした。
    この青年、お話がとっても上手ですねー、ひきこまれます!
    本が大好きなところも共感できました。
    バラエティに富んだいろいろなお話が楽しめ、面白かったです。
    ラストの青年の正体も予想外でびっくりしました。

    投稿日:2014/10/21

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