イェシはドイツに住む8歳の女の子。赤毛でそばかす、ちょっぴり生意気だけれど、やさしくとてもユーモアがあるのは、表紙の絵の通り。幸運のおすそわけをするために、お兄ちゃんのパズルのピースをかくしたり、なやんでいる友だちのために探偵になってみたりと大活躍です。ドキドキワクワクのお話が3つはいっていました。
ドイツのごく普通の家族(パパ、ママ、お兄ちゃん、イェシ)を描いているので、ドイツの生活の様子も分かり、楽しかったです。バカンスに行ったのに、子どもの相手をしないで本ばかり読んでいるお母さんは、自分とかぶってドキッとしました。
小学校の中学年におすすめの本として紹介されていましたが、漢字にはすべてふりがながふられており、少し読むのに時間はかかりましたが、小学校1年生の長女も十分楽しめたようです。面白さは「★10こ!」だそうです。本好きでちょっとおしゃまな女の子にオススメです。