「プレゼント」 ママの声

これは、じっくりと読み込むような絵本でしょう。
読み込むと書きましたが、文章はほとんどありません。
絵や、ほんのわずかな言葉から、その世界を読み取ろうと、かなりスローペースでページをめくっていました。
解りやすい明確な何かがあるわけではないので、子供達は受け付けないだろうなと思いました。

クリスマスのプレゼントに絵を描いて、海へと漕ぎ出すおじいさん。
灯台へつくと、小さな男の子にその絵を渡します。
絵には、男の子のお母さんの絵が描かれていました。

物語はそれだけです。
文章も少なく、絵が語っています。
その男の子がだれなのか、大人ならわかるでしょう。

文章ですべてを語られていないので、？マークが頭にいっぱい浮かびます。
いっぱいいっぱい想像力を使って、あれこれと考えさせられる絵本です。