この物語は、子どもそのものの世界で、大人が入れる世界ではないと感じます。
ピーター・パンは、うわさ通り”大人になりたくない子ども”でした。
そして、子どもが子どものときにだけ会える存在でした。
ネバーランドは、子どもの夢をかなえる、わくわくする場所でした。
とは言え、大人になってしまってから読むと、かなり読みずらかったです。
なんだろう、この世界、うーん。
そうか、自分は、大人の目で見るから、わからないのだろう、
子どもになった感じで、読むとどうだろう。
そうすると、少し物語の世界観を感じられるようになってきました。
また、何よりも読みずらかったのは、アニメ映画のイメージが強く、
主人公たちの顔が、アニメの顔になってしまうこと。
特に、ピーター・パン。本の挿絵にあるのは、6・7才ぐらいの子どもで、内容的にも、ウェンディたちを連れてきたことも忘れそうになる年です。
それに、フック。本には、なみはずれた美しい顔だち、目は深い悲しみをたたえている。
と、表現されているのですが、美しい顔をイメージできなかったです・・。
この本は、ぜひ声に出して読んであげて欲しい本です。
毎日少しずつ読み続けると、きっと子どもたちも毎日続きが聞きたくなる本だと思います。