設定はは2〜3歳の男の子がパパとママと一緒にブルートレインに乗るというものです。
2歳頃の男の子のほとんどが興味を持つ「電車」がでてきます。それだけでも息子はおおはしゃぎ!「でんしゃだ!JRのでんしゃだ!」と叫んでます。電車が大好きな2歳の息子にはぴったりだったようです。
そして,ブルートレインは夜中に走るので電車の中で「お泊り」するんです。息子はじぶんがジジババの家で一人で「お泊り」したことを嬉しそうに喋ります。
登場人物の「くまたくん」は寝る前には歯を磨いておしっこをして、朝は起きたら顔を洗います。子供たちがみんな現在がんばって取り組んでいる毎日の日課ですよね。「これは使える!」と思い、歯磨きを嫌がる息子に「くまたくんはきちんと歯を磨いて寝たよ〜」と納得させることが出来ました。
もう一つ子供の興味を引いたのは薄暗い夜中に走る電車の姿と星明りの下の暗い風景です。イラストを見て子供にはいろいろと感じるものがあるようです。「ほし!」とか「まっくらだね〜。」とか「こ〜わ〜いで〜〜〜」「おばけくるよ〜」「みんなネンネ!」と言っては毎回じっと見入っています。暗闇に対する恐怖を感じてるのか?それとも、星空の美しさに惹かれているのかな?
私はこのイラストの色鉛筆の風合いも好きです。色鉛筆だからこそ薄暗い夜の風景や日の出前に白んでくる空の儚い感じが出てるように思います。今まで子供に読んできたのは単純な色調のくっきりしたイラストが多かったのですが、子供には色鉛筆や水彩、あぶらえ、パステル、砂などなどいろんな方法で描かれたものを紹介してやりたいです。長くなりすみません。。