コロボックルシリーズの第二弾。
あとがきの例にもれず、私が最初に読んだのがこの本でした。
小学校の図書館で借りたのですが、たまたま第一巻の「だれも知らない小さな国」が無かったのかもしれません。
もう30年以上の前の話ですから、当時の状況は覚えてないのですが、確実に言えることは、この本のタイトルに魅かれた、ということです。
「豆つぶほどの小さな犬」ってどんな犬なんだろう??
この疑問を抱いてこの本を手に取り、コロボックルという存在を知り、その世界にどんどん引き込まれ・・・
この本と、そしてコロボックルたちとの嬉しい出会いの始まりでした。
この本の主人公は、クリノヒコ風の子。コロボックルによって語られる、コロボックルが大活躍する本。
出てくるコロボックルは誰もが個性豊かで、人間味溢れていて魅力的。
第一巻からのヒイラギノヒコ、ツバキノヒコ、エノキノヒコに加え、新しいメンバーも続々と登場し、本当に面白かったです。
それぞれの名前も素敵ですね。フエフキ、ネコが中でも好きです。
第一巻から少し年月が流れ、せいたかさんとおちび先生も素敵なお父さんとお母さんになっていました。せいたかさんは、今でも私の憧れの人です。
お話は、昔から言い伝わるマメイヌ探しをするお話ですが、これが本当に面白い!
あちこちに伏線が張り巡らされ、あれこれと推理したり、途中事件が起きたり、それと並行して新聞作りも始まります。
最後までドキドキワクワク、コロボックルたちと一緒にその時間が過ごせたことを幸せに思います。