1988年から1990年まで、読売新聞に掲載されていたお話をまとめたものだそうです。
ケチャップせんせいという歯医者さんと、村の動物たちとのやり取りが7話分収録されています。文字が多く、おそらく6〜7歳以上向けだとは思うのですが、が約2ページ完結なので、3歳の娘も飽きる事なく聞いていました。
ヤマアラシやけむし、ゾウ、それにゆきだるま(!)など、様々な登場人物と、ユーモアある物語で、大人である私も楽しめました。例えば、ケチャップせんせいのところに大泣きしながら子ヤマアラシがたずねてくるのですが、歯ブラシが、怒って毛を逆立てているお母さんにそっくりで怖くて歯磨きできないとか、歯ブラシを使ってなんでもかんでも洗うアライグマが、歯だけ磨き忘れて虫歯になっていたりとか。
絵本の最後には、大人向けに歯の健康についてや、子供の歯のブラッシングの仕方などためになる事も書いてあります。当然知っているつもりで忘れていることもあったので、多いに参考になりました。