「つるのおんがえし」 ママの声

小さな子には難しい内容かなと思うお話もとてもシンプルでわかりやすく書かれていました。イラストもいもとようこさんのものでとても可愛いですね。昔話のうたは知っているものもありますが、つるのおんがえしにも歌があるとは知りませんでした。歌もセットで楽しめるのもいいですね。

いもとさんの描く女の子は私が読んだものは元気な子が多かったのですが、このお話のつるが化けた女の子はお話に合って可憐に描かれていてさすがですね。
有名な日本の昔話をいもとさんの絵本で読めて良かったです。
巻末の歌は私が知っている「つるのおんがえし」の歌とは違いました。私は知りませんでしたが、いろんな歌があるのですね。こっちのほうがメジャーなのかな？

いもとようこさんの優しいタッチの絵が素敵です。
昔話の内容は、小さい頃の自分の記憶とおんなじストーリーでした。
鶴を助けてあげ、その恩返しに娘さんの姿になって鶴ははたをおります。絶対のぞいてはだめだと言われたのに、のぞいてしまい・・別れがやってきます。
最後のページに楽譜と歌が載っているので、より楽しめると思います。私はこの歌は知りませんでしたが、素敵な歌でした。
子供にはまだ早いですが、読んであげたい本の一つです。