「めんどりのルイーズ」 ママの声

めんどりのルイーズが人間の家に入り、色々と勘違いを重ねながら進んで行くお話です。

文章はわずかですが、絵を見るとルイーズの勘違いがわかって、笑ってしまいます。

小さな子向けのように見えますが、文章と絵がずれていることの面白さを楽しむにはそれなりに理解力がないと難しいと思いました。ちなみに息子は単純なのか、その面白さになかなか気付かず、「え、なんで？ちがうよ。」という疑問で終わってしまっていました。息子には早いのか、息子には向かないのか・・・。

　憧れの赤いカーテンの家に、入って行っちゃうめんどりのルイーズ。
　暖炉や鉢植えに心地よさそうに座る姿に笑いました。
　彼女の勘違いが、ページを捲る度出てきて、心が和んじゃいました。
　だれもいないのかしら？のページには、しっかり住人たちの気配が描かれているのに〜と、愉快でした。
　また、住人も気づかないから笑っちゃいます。
　
　ラストの、庭に一度遊びに行き、この家へ戻ってきたルイーズが新しく見つけたイスに息子は、大爆笑でした。

　ルイーズの残した、あれやこれやの痕跡に、さて住人たちは気づくのでしょうか。

下の娘に聞いてもらいました。
めんどりのルイーズが気に入っている赤い屋根の家の中を探索する話なのですが、わかりやすくて、ちょっぴり遊び心があって、読んでいて楽しかったです。

うちの子は、ルイーズが火のついていない暖炉に座り込んで、
「ほら　なかなか　いいかんじ」って、ところを見て「わ〜っ！？」と、驚いていました。

絵ははっきりと見やすく、いい感じにモコモコしているルイーズがかわいかったです。
３，４歳くらいから小学校低学年くらいまでお薦めします。

とってもかわいいルイーズです♪
本人とってもまじめで真剣なのに、とぼけた行動がとっても笑えて微笑ましいです。
そんなルイーズが娘も大好き！！
　「おバカさんやん・・」
と言いながらも、ルイーズが真剣なのがわかるのか馬鹿にすることもありません。
ルイーズが真剣なことをきっと娘（4歳）もわかっているんだと思います。
メッセージが込められている・・というわけでもなく構えることなくルイーズたちのかわいらしさにふれ、
素直に　ふふふ・・・と笑顔になれる絵本です。

うちの実家では、にわとりを飼っているためにわとりピー子とルイーズを比べてました。家の中に入って、自分の居場所を探していたルイーズは、やっぱり庭がよかったといる話ででもまた家も気に入っているから戻ってくるほのぼのした本ですが、ピー子もおうちが一番いいのかな？でもこの間小屋から出してあげるの忘れた〜と言っていました。小屋の中より外がいいっていうのを一番わかっている娘の発言でした。

原色を使った挿絵が素敵で、簡潔に書かれている文章がまたぴったりとはまる１冊です。
めんどりのルイーズが居場所を求めて・・
素敵な絵本です。

　めんどりのルイーズは、赤いカーテンの下がっているあのおうちが大好きです。好奇心にかられ、そのおうちに入って探検。ソファーで眠る猫を牛さん、赤い三輪車をトラクター、花模様のベッドカバーをお花畑と思い込むルイーズにとって、赤いカーテンのおうちはますます魅力的に映ります…。
　ルイーズの視点から見る赤いカーテンのおうちは、きっと幼い子供の視点かも知れません。赤という色に惹かれ、好奇心いっぱいに家の中を歩き回り探検する彼女の行動がいい味を出しています。１ページごとのつぶやきがとても無垢で、ページを追うのが楽しくなります。
　こちらの図書館で出会ったのが最初。シンプルなめんどりのイラストが印象的だったので、邦訳の表紙を見たときすぐに思い出せました。他３作シリーズで出ているそうですが、日本語はこの作品だけ。フッと安堵感が漂う絵本です。３・４歳ぐらいのお子さんから。