「かわいいめんどり」 ママの声

主人公のかわいいめんどりは、とても頭がいいんです。
可愛いだけじゃないんですよ。

ずるがしこいきつねに対して、知恵で切り抜けようとします。
そうすると、きつねは、木の下でぐるぐる　ぐるぐる・・・

きつねに捕まってしまったときは、ヒヤリとしましたが、
なぜが、全然心配しませんでした。

次の瞬間、「やっぱりね。」

特技で窮地を切り抜けためんどり。
やっぱり、賢いです。

お話しは、外国の民話だそうです。
痛快で、リズミカルでテンポがよくて、誰でも楽しめる絵本です。

家事の好きなかわいいめんどりを、ずるがしこいキツネがねらっています。
でもこのめんどり、かわいいだけじゃなくて賢いんです。
つかまってしまっても、特技をいかして上手に切り抜けます。このあたりの展開は、民話や昔話によくあるパターンですが、やっぱり痛快で楽しい。リズミカルな文章も読みやすくていいです。
きつねがくるくると回るところでは、1歳の下の娘も大興奮。一生懸命指差して「くるくる！くるくる！」と叫んでいました。
そして私は温かみのある絵がお気に入り。ナビの検索ページでは画像が出ないのが残念です。ぜひ手にとって見てください。

クレヨンで描かれているのでしょうか、柔らかでカラフルできれいな絵でした。
わらべ歌のようにリズミカルでテンポのいい文章も楽しいです。
ずる賢い狐を飄々と負かしていくめんどりは、かわいいだけじゃなくかっこいいです。
娘たちにもこんな賢い女性になって欲しいものです。

表紙の絵が好きな感じだったので、借りてきました。
素朴な感じで、温かさが感じられるステキな絵です。
昔の「こどものとも」の絵本らしいです。
「あかずきんちゃん」や「７ひきのこやぎ」のような有名なお話にもひけをとらないような、しっかりしたお話で、ビックリしました。”イギリスとタジクの民話から”とありました。
民話というのは、たくさんの人に長い時代をかけて引き継がれているだけの「話の力」があるのだと感じました。
この本が、もう購入できない本なのなら、とても残念です。

お話は、めんどりが、自分をやっつけようとするキツネを知恵と特技でやっつけるというもの。
袋に石をつめるという所なんかは、「７匹のこやぎ」みたいです。ありそうなお話ですが、絵も含めてとってもバランスのよい絵本です。

おそうじ、せんたく、ぬいもの、あみものが大好きなかわいいめんどりは、頭の回転も早く、すばしっこいのですが、ある日きつねにつかまってしまいます。
何だか、「七匹のこやぎ」や「赤ずきん」や「イソップ物語」にも似ている気もするのですが、外国の民話なので（日本の昔話が似ているように）その辺は・・・。
お話もリズミカルでおもしろいけれど、とにかく絵（羽根　節子さん）が、素敵でうっとりする絵本ですよ。