このシリーズとの出会いは、私が小学二年生の頃でした。本屋さんでたまたま見かけて、その絵の美しさに、どうしても欲しくて、春夏秋冬その当時あった全シリーズ買ってもらいました。その後も、できる限り買い揃えてきました。
「くろいちごのプディング」「のばらのプディング」「すみれのさとうづけ」「さくらそうプディング」「はしばみいりのケーキ」などなど、かわいいお菓子がいっぱい!またその絵も細かくて、きれいで美味しそう。お菓子じゃないけど、「どんぐりコーヒー」や「ばらのはなびらのワイン」「クローバーの粉」とかも、子ども心に「すてき!!」と思いました。今でもですが…。
それに、登場するネズミ達は、それぞれ木の家に住んでいるのですが、またその木の家の中(お部屋)が素晴らしいんです。本当に細かい所まで描き込まれていて、すごく楽しいし何度見ても飽きないんです。
何歳のお子さんに読んだかっていうところに、8歳と書きましたが、それは私が読んだ年齢です。私の娘は7歳で、最近この本を読み始めました。お子さんにもよると思いますが、娘はまだ読むことに(文字を追うことに)精一杯という感じです。でもやはり絵の素晴らしさには気づいているようで、なんとなーく眺めたりしているようです。
この本は何度読んだか分かりません。中学生だった時、高校生の時、大人になってからも、(あまり言いたくないけど)おばさんになった今も、読み続けています。読むというより絵を見ているのかな。
感想というより、私の思い入れを書いてしまいました…。