いろんなところで聞く有名な絵本、存在自体は知っていたが、読んだことがなかった。
たまたま図書館で見つけて借りてきたら、その日は私が家事をしている間に、寝る前の子どもたちに夫がこの絵本を読んでいた。読み終わって、「この本、いいね!」と夫。
『私、まだ読んだことないのにー!』と、内心思いながら「へぇー。」と生返事。
子どもたちが寝静まってから、一人絵本を開いてみる。
本当だ。この本、いい。
真っ暗の中、相手の顔がわからない中、本来なら通い合うはずもない相手との、心が通じるやりとり。思いやりのあるやりとり。
ふと、日常の生活も、こういうことなのかもと、思った。裸の心で向き合い、通じ合うことができるはずなのに、いろんな色眼鏡をつけて、その人の第一印象だけで遠ざかってしまっていることがある。心が通じることの心地よさ、この絵本を読んで改めて思い返した。
さ、今日は、小学校で絵本の読み語り。
この絵本を持って行こう。