「うみでみつけたいろいろなかたち」 ママの声

表紙の海の水の色の表現が素敵だったのでこの絵本を選びました。色々な形を海の中で探すのが楽しかったです。形を覚える事も出来るし、海の中の生物に詳しくなれるのも良いと思いました。何より気に入ったのはすべての物を切り絵で表現している所です。細かな点までも手を抜かずにきっちりと作品を作り上げているのには感動しました。海藻が揺れる動きも気に入りました。

3歳0ヶ月の息子に読んでやりました。海の生き物を様々な基本形を元に見ていく絵本です。特に凝ったストーリーがあるわけではありませんが、結構工夫がされているのでちょっとびっくり。

丸や三角、四角など当たり前の基本形からそれを形づくった生き物に展開させるのです。中には生き物ではなく、ある生き物の一部分だったりすることもあります。たとえば三角。これはサメの歯。その展開の仕方に無理がなく、そして多岐に渡っているのも特徴ですね。とにかく細かい工夫が見え隠れして、その創造力を膨らませるのにも役立ちますが、海の中の生き物にも会えるのが面白いです。

そして、全て切り絵で作られているのもすごいと思いました。形や色、海の生き物を教えたいお子さんにはとてもいい本だと思いました。