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小学三年生の単元で「つなひきのお祭り」というのがあります。 息子が今勉強中でお祭りを調べてみましょうというのがあったので、絵本を借りてみました。 四年ごとのお祭りということでまるでオリンピックのようですね。 毎年でなくても龍を作る手順など皆さんがよく覚えてらして、大勢で作る様が圧巻でした。 息子は3000キロというのに驚いていたようです。 龍は確かに雨を呼ぶと言われています。 毎年のお祭りというのはどこの土地にもありますが、四年ごというのが珍しかったです。 その土地土地のお祭りの特徴、どんな経緯で始まったのかを知るのはとても興味深いことだと思いました。 絵もとても見やすくてお祭りの熱気や活気が伝わってきました。 お祭りの本をいろいろと読み比べると各地のいわれやその土地独特の風習にも触れられそうですね。
投稿日:2010/11/07
表紙のイラストに惹かれ、手に取りました。 埼玉県鶴ヶ島市に伝わる「脚折雨乞い」という伝統行事を描いた作品です。 長さ36メートル、重さ約3トンもある「龍蛇(りゅうだ)」を作って雨乞いを行うのだとか。 それはそれはすごい迫力。 4年に1度というのが、特別感があって素敵だなと思いました。 いまもあるのかしら?とネットで検索したら、その様子が本当に絵本のイラストと同じでまたびっくり。 実際に見てみたいなぁと思いました。
投稿日:2021/05/22
この絵本が出版されたのは2009年です。 わたしは埼玉県民でありながら、ついこの間までこの本のことを知りませんでした。(たまたま、夏お薦めの本を検索していて出てきたのです) この作品では、埼玉県鶴ヶ島市で実際に4年に1回行われているお祭りの“龍蛇作り”を丁寧に描いてくれています。 (内容の中で、龍を作っているシーンでちょっと細かい文字が書かれている部分が出てきますが、こういうところは、読み聞かせなどで使うときは、端折っておいて、ストーリーの部分のみ読めば問題ありません) また、高学年や中学生・高校生などには、『お祭り』をテーマにブックトークなどに使うのも面白いかもしれません。 こういう作品を読むと、実際にその土地へ行って、自分の目で見てみたくなります。 最初にこの“龍蛇(リュウダ)”を考えた人って、すごいです。こういう素材をつなぎ合わせるとほんとに龍に見えてくるから不思議です! いい作品です。 ぜひ、お手に取って声に出して読んでみてください。夏の暑さや町の歓声が聞こえてくるような気分になります。
投稿日:2016/07/30
4年に一度の雨乞い。 これは本当にある地域のお話なんですね。 地域が一丸となってひとつのことをやる機械ってそう頻繁にあるわけではないと思います。 多くの人の手によってなされているんだねとこどもと言いながら読みました。 こういう伝統も一度やめてしまうと廃れるのはあっという間な気がします。せっかくの伝統、続いていってほしいですね。
投稿日:2014/12/18
ひとつのお祭りの準備から催行まで丁寧に描いてありました。 雨乞いというものに興味があったのですが、神主さんや巫女さんが祝詞を唱えてムニャムニャムニャというイメージだったけど、こんなスケールの大きいことをやるんだ〜。 お年寄りは知恵を、子どもは引き継いで、皆で一丸となって町をあげての雨乞い。熱気が伝わってきました。 わかりやすく精巧でした。
投稿日:2010/12/04
埼玉県鶴ヶ島市脚折(すねおり)地区で、4年に1度(オリンピックのある年です)、8月に行われる雨乞の行事を、丁寧に分かりやすく描いた絵本です。 長さ36メートル、重さが3トンもある龍蛇(りゅうだ)を担いで練り歩き、最後には池の中に入って降雨や五穀豊穣を祈願するのです。 クライマックスの龍蛇が池に入る様子は、とても迫力があります。 実は私、この地区のすぐ近くに住んでいた事があるのです。 とはいえ、地元出身ではなく雨乞行事についても詳しくは知りませんでした。 こんな事をするんだ、あの道を通るんだと思いながら絵本を読みました。 住んでいた時にも雨乞行事があったのに、帰省していて見られなかったのが残念です。 ぜひ一度見に行ってみたいと思います。
投稿日:2009/10/24
秋山とも子さんの作品が好きなのでこの絵本を選びました。伝統を大切にする人々の心がひしひしと伝わってくるのが良かったです。子供のころから素晴らしい環境で育つこの町の子供達は幸せ者だと思いました。感謝の気持ちを忘れない為に皆で協力して竜を作る姿に感動しました。物作りの楽しさも感じる事が出来ました。
投稿日:2009/08/25
4年に1度、埼玉県鶴ヶ島市で行われる雨ごい、「脚折(すねおり)の雨ごい」を絵本化したものです。 当日使われるのが、この表紙にも登場する巨大な竜。 なんと重さが3000キロもあるそうです。 この龍を作るところから、行事の当日の様子まで描かれていますが、町のみんなで協力し、昔からの伝統を守ろうとする姿に心打たれました。 長く続けるということは、簡単なようで実はとても難しいもの。 しかもこれだけのものを作り上げ、進行するのは、多くの人の手がかかります。 世の中いろいろ便利になりすぎて、手を抜くのが上手になった私たちですが、こうした伝統や文化は守っていきたいものだと思いました。 絵本からもこの行事の迫力が伝わってきますが、実物も1度見てみたいと思ってしまいます。 横から「ワニ?」と言って見ていた娘は、多分ほら貝の大きな音に負けてしまうでしょうから、もうちょっと大きくなってからかな。
投稿日:2009/07/17
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