文庫の後ろに「小学校中学年以上」とありますが、我が家では上の中2の子が朝読用に持って行きました。
そして、大変満足した顔をして帰ってきました。
(面白くない本を紹介すると、最近つまらなかったと怒るんです。本選びがますます難しくなってきました)
まず、瀬田貞二さんですが、ナルニアシリーズなどを邦訳されている翻訳家。という認識しかなかったのですが、こういう素敵な童話も書かれていたんですね〜。
(と、書いていて大好きな絵本「きょうはなんのひ」の作者も瀬田貞二さんだと思いだしました)
「ラッパ」というのはこの本の場合ほら吹きのことを指しています。
この物語に登場するお父さんはまだ40歳だというのに、ものすごくいろいろな経験をしていて、そのむかし経験した話を自分の3人の子ども達にしてあげるんですが、子どもたちも慣れたもので、お父さんは大ぼら吹きだと知っていて、その楽しい話、ありえないような素敵な話を聞くのを楽しんでいるんです。
1つ1つのお話はそれぞれとても面白いですが、私が特に「絵本ナビ」に来ている人たちに紹介したいのは、
お父さんが子ども達に「楽しいお話を語って、時間を共有している」
ところです。
ナビのパパ達と共通するところがあるでしょう?
お父さんのはら話は全部で14個入っています。
全国の絵本ナビファンのお父さん。どうです?たまにはこんな話を寝物語に読んであげては?