3歳の息子に読むと,方言をとても面白がっていました.とくに「○○っぺ」と言うのがツボみたいで,出てたびに笑っていました.
このお話は私も始めて読みました.天狗が持ってる物といったら,隠れみのやうちわは知っていたけど,こんな不思議なたいこも持っていたんですね.知らなかったです.源五郎どんの雲の上まで伸びた鼻を,雷さまが橋の欄干に使ってしまうところが私は面白かったです.雷さまといえば雷をゴロゴロ鳴らして恐ろしいイメージなんですが,仕事のないお天気の良い日にはこういう作業を黙々とこなしてるのかなと思うとおかしくて,親近感までわいてきます.
池に落ちた源五郎はゲンゴロウブナになってしまったんですね.隠れみののお話と同じで,天狗のものを面白半分で使ってしまうとろくなことにならないですね.