「岩波おはなしの本 9 天からふってきたお金 トルコのホジャのたのしいお話」 ママの声

トルコに伝わるホジャのお話を集めたものです。

ホジャは、とんちの好きな、愉快なおじいさん。
どんな難題も、お得意のとんちを利かせ、解決します。
その機転ぶりに、ティムール大王もたじたじ。

表題作「天からふってきたお金」ほか、楽しいお話がたくさん詰まっています。
10歳の双子が夢中になりました。

日本の「一休さん」のようなお話です。

折しも、学校の国語の教科書に、ホジャのお話が出てきて、子どもたち、大喜び。
（教科書にあるのは、ホジャの子どもの頃のお話でした。）

低学年から読めるお話だと思います。
が、昔話は、耳で聞いてこそ存分に楽しめるもののようです。
わが家も、4年生ですが、私が読み聞かせました。

岩波おはなしの本シリーズから、これまで何冊か読んできましたが、こんな楽しい本があったなんて知りませんでした。
私が生まれる前からある、古い本なのですね。
子どもの頃に出会いたかったです。

あまたろうさんが読んでいらしていたというので読んでみました。

ホジャという老人のとんちがとても楽しかったです。

うちの息子もとても気に入って「朝はホジャ　夜はドリトル先生ね」と毎日読み聞かせしました。

息子には一部オチのわからないものもあり、終わった後説明したものもありましたが、とてもおもしろかったみたいです。

松岡享子のさんの「ことばの贈りもの」にもこの本のお話のことが出てきますので、併せて読んでみるとおもしろいですよ。

朝、学校に行く前のあいた時間にわが家では読み聞かせをしているので、一日一話的に読めるホジャの話はちょうどよかったです。

朝クスッと笑って学校へ行けるというのは気分的によかったようです。

学校の朝読書の時間などにも先生方に読んでいただけるといいなあと思いました。

黙読して楽しむというよりは、誰かに語ってもらった方が楽しいと思います。