うちの二人の娘も小学生。いつまでも子供扱いしてしまうのですが、時々びっくりするような大人びたことを言うので、びっくりさせられることがあります。
この絵本の主人公「ちゃんとりん」のとりとめのない会話はユーモアたっぷりで、実は結構深い内容を話しています。例えば「独裁者のユーウツ」とか、「地球との一体感」、などなど。「意味わかってんのー?」と大人の私からすれば思わず突っ込んでしまいそうになるのですが、本人達としては大真面目なんですよね。作者は小学生の女の子のことをすごくよく理解されているなぁ、と感心しました。
お話しはずっとコマ割りで進められていくので、漫画感覚で気軽に読めてしまいます。あんまり本を読まない‥という子もこの本なら大丈夫。
大爆笑する本ではないけれど、「くくっ」とつい笑ってしまうおかしみにあふれた絵本です。裏表紙まで笑えるので、忘れず読んでくださいね。