どうするティリー?」 ママの声

どうするティリー? 作・絵:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2002年08月
ISBN:9784751519912
評価スコア 4.56
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みんなの声 総数 31
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  • 深〜いメッセージだったのかもしれません

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳、女の子1歳

    最初に“ティリーとかべ”を読み、感銘を受けてこちらを手に入れました。

    当たり前のようなことも、思考停止せずに考え続けることが大切。
    困難に思えることも、諦めずに希望を持ち続ければきっと解決できる。
    この絵本から、私はそんなメッセージを感じました。


    それともう一つ。暗喩的なメッセージ?と思えることが・・・。

    この本が発刊されたのは、ベルリンの壁崩壊の頃。
    ティリー達の目の前にある壁は、
    それを模して描かれたのではないかな・・・と思うのです。

    壁の向こう側にいる者も、こちら側にいる者も、同じドイツ人で何の違いもない。
    そういうレオニの思いだったのではないでしょうか。

    投稿日:2011/06/14

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    3
  • みんなとは違った発想のティリー

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子3歳

    冒険者のような
    探検家のような
    革命家のような

    ・・・一匹のネズミ、ティリーの物語。

    仲間の誰も見向きもしない高い壁の向こうの世界に思いを馳せ、
    夢を見て・・・そして見に行ってみようと試みる。

    いろんな方法を試して試して・・・うまくいかない。

    でも、あるとき!!
    ・・そして向こうの世界には・・・。

    好奇心と行動力、そしてあきらめない心。
    人と違っててもそれを貫くきもち。

    息子にもティリーのようになってもらいたい・・のは、もちろん。
    そんな要素の足りない日々を送っている私自身も
    ちょっとどきっとさせられました。
    大人にも効く絵本ですね。

    そしていつもながら、美しく目にもここちよいレオ・レオニさんの絵です。

    投稿日:2009/06/18

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    2
  • 想いを果たすこと

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    レオレオ二のかわいいねずみ、ティリー登場!

    ティリーは、一人で考えている。
    何とも愛くるしい目で壁を見つめている。
    誰も疑問を持たずに生きているのに、
    一人で壁の向こうの世界に想いを馳せる。
    向こうの世界をのぞいてみたいと思い続けていた。

    他のねずみ達は、不思議とさえも思わず、淡々と毎日を過ごしている。
    でもティリーは違う。
    想い続けると、夢は、希望も、現実になる!

    世界が変わった。
    ティリーのお陰で他のねずみたちも世界が変わった。

    一歩踏み出す勇気、まずやってみること!
    それを小さなねずみが教えてくれた。

    子供達にもそんな一歩を踏み出してほしいと思います。

    投稿日:2011/05/20

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    1
  • 少しの勇気をもつこと

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    子供がレオニの絵が好きで、いつも一冊選んできます。
    私もいつもレオニさんの作品には考えさせられることが多いです。

    壁の向こうに何があるか、考えたねずみがいた。
    大勢の中でたった一匹・・その名はティリー。
    一生懸命に壁を抜ける方法を考えた。そこには、もっとすばらしいことがあったのです。

    ティリーの勇気に感服します。
    大人になると、ティリーのような柔軟性を持ちえなくなってきます。
    壁は壁として諦めてしまったり。ティリーの行動力を少し羨ましく思いました。

    今は、「ネズミさんの絵がかわいいと」だけ思ってるかもしれないけれど
    泣き虫の次男にもこの本のメッセージが伝わるといいなあと思います。

    投稿日:2009/09/19

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    1
  • おいわいの石

    『TILLIE AND THE WALL』が原題。
    レオ・レオニさんらしい寓話でしょうか。
    ねずみたちは、高くそびえる壁を当たり前と思い、気にせず過ごしていましたが、
    ティリーだけが壁の向こう側のことを考えていたのですね。
    向こう側を見ようと、友だちといろいろするも失敗。
    でも、ミミズの行動でひらめくのですから、アンテナを張っていると、解決策が見えてくるようですね。
    そして、向こう側は、意外にも普通の同じねずみたち。
    この感覚こそ、大きな気づきのようにも思います。
    向こう側での大歓迎の際のおいわいの石。
    まえにどこがでみたことあるね?
    という問いが意味深です。
    ティリーの想像の世界でしょうか?
    この時の色彩が、石の色と相まって、語ってくれているような。
    ティリーが女性キャラクターのようで、その存在感も嬉しいです。
    小学生くらいから大人まで、いろいろ感じさせてくれると思います。

    投稿日:2022/03/07

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  • 世界が変わる時

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    かべがあるのがあたりまえ。かべのむこうに何があるのか、そもそもむこうなんてものがあるのかどうかさえ、気にしなかった。
    そんな中で、1匹のねずみティリーだけが、むこう側のことを考え、見てみようとします。
    どんなに困難なことでも、何か突破口はあるものです。土に潜っていくミミズの姿をみて、ティリーは気づき、地面をもぐって、ついにはむこう側に出ます。
    周りのみんなが気にもしていなかったことに、気づき、挑戦し、世界を変えたティリーの勇気。
    憧れます。
    自分にはなかなか出来そうにないけど、世界は素晴らしい発見と勇気で溢れています。
    私も、ティリーのような考えや行動ができるように意識して日々過ごしたいなと思いました。

    投稿日:2020/06/20

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  • 東西ドイツのお話か、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    はたまた、北朝鮮と南朝鮮のお話かと思いながら読みましたがそうではなく、しかし何とも深い話だなと思いながら読みました。壁を壊す勇気を持った若者、ティリーの心意気に乾杯。まだ見ぬ壁の向こうの国がパステルカラーで描かれているページが印象的。

    投稿日:2017/05/15

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  • すばらしい!

    好奇心,チャレンジ精神,行動力,発想,ねずみのティリーは私にないものを持っていて感心しました。
    やっぱりティリーみたいな人が人間の世界でも,大きな何かをやる人なんですよね!私にはないけど(笑)。
    勇気が出る絵本ですね!!

    レオレオニの絵本は,ネズミが主人公のものが多いですね。
    我が家の娘は一緒のネズミだと勘違いしているところがあります;

    投稿日:2015/09/15

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  • 当たり前の物

    大方の人は、当たり前に存在しているものに疑問を抱かないと思います。でも、中には抱く人もいて、そういう人が現実の世界でも有名になったり、すごいことを成し遂げる人だと思いました。このお話も、当たり前の事に疑問を持って有名になったネズミのお話でした。トンネルが開通して、またネズミがいた事にうちの子は笑ってました。

    投稿日:2011/12/10

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  • この話を読み始めた時に、ベルリンの壁(年が知れてしまいますかね?)が
    一番最初に思い浮かびました。そして、壁はないけれど、韓国と北朝鮮、イスラエルと
    パレスチナの壁.... と次々と世界にある見える壁・見えない壁のことを思いました。

    人々は段々と壁の存在に、最初はきっと意識的にでしょう、そして段々と意識もしないで
    壁がそこにあるのが普通と思ってしまいます。そして、果てには壁の向こうのことなど
    すっかり考えもしなくなってしまいます。慣れというものは怖いものです。月日の流れも
    しかりです。

    でも、いつもそれに疑問を持ち打破しようとするのが、若者で、そしてその情熱で打破
    するのです。今年のアラブの春と呼ばれている出来事もそうでしょう。

    そんなことを、この話を読んでいて思っていたのですが、ちょうどレオニのことを調べて
    アメリカの出版社のHPを見ていたら、本当にベルリンの壁が崩壊させられる8ヶ月前に
    出版した本であることを知り、勘があたったことにびっくりしてしまいました。

    でも、実際には、そんな政治的なことだけではなくて、普通の日常の人間関係にも
    壁ってありますよね。それらを含めての壁を、きっとレオニはさしているのだろうと思い
    ます。

    投稿日:2011/12/08

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